非日常を日常にする地域に根差した多機能・可変型アリーナ
ハピネスアリーナはバスケットボールを始めとした各種スポーツ、音楽ライブ、ディナーショーなどを想定した多機能・可変型アリーナである。3,000人モード、5,000人モードとイベント規模に合わせて、大型間仕切幕によるモードチェンジを可能としている。また、屋上にはフットサルフィールドと3×3のコートを設け、屋内外ともに稼働率の向上を目指した。
スポーツ観戦時の収容人数は約6,000人であり、一般席に加え、立見席や企画席など多様な席を計画した。本アリーナの特徴としては、 VIP個室を1.5階部分となる低層階に配置しエキサイティングな体験を追求したこと。もう一つは、馬蹄型をベースとしながらも、エンド側に片持ちの客席を設け、かつ段床角度を通常よりもやや急なすり鉢状にすることで、より求心性の高い一体感のある観戦体験を実現したことである。
プロバスケットボールクラブ「長崎ヴェルカ」のホームアリーナで、国内でもまだ珍しいクラブハウスが併設されており、日常的に地域に愛されるアリーナを目指している。
OUTLINE概要
- 所在地
- 長崎県長崎市
- 設計・監理
- 戸田建設株式会社 一級建築士事務所
- 施工
- 戸田建設株式会社 九州支店
- 竣工年月
- 2024年7月
- 構造
- S造
- 規模
- 地上6階
- 延床面積
- 28155.13㎡
- 基本設計
- 環境デザイン研究所・安井建築設計事務所共同企業体