新たな賑わいの創出と武蔵野の記憶をつむぐ
中野のにぎわいのプロムナード”をピロティ空間として建物内を貫通させることにより、中野駅前開発の将来的な賑わいの連続性を期待させるともに街区ゲートとしての表情を生み出している。また開発エリアの中央にある緑豊かな“中野四季の森公園”との関係性高めることを目指し、かつての武蔵野の記憶をつむぐため、過去から現在までの木々の再構築をテーマとしている。眼下に広がる都市計画公園のワイドビューを最大限享受できる巾3.6mのガラスカーテンウォールの採用、外構における既存樹木の再利用といった直接的な自然との関係性の構築である。もう一方が、武蔵野の木々をモチーフとしたエレメントによる記憶をつむぐデザインの展開であり、間接的な自然との関係性を呼び覚ますための配慮である。