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研究施設
株式会社 村田製作所みなとみらいイノベーションセンター
PROJECT MEMBERプロジェクトメンバー
護摩堂 淳 計画設計
阿部 真大 計画設計
四宮 健次 計画設計
百瀬 雄介 計画設計
川又 哲也 構造設計
宮崎 孔貴 構造設計
都市型”イノベーション”施設としての フレキシブルな研究空間
これまで村田製作所は通信市場を中心としたエレクトロニクス事業を展開してきたが、事業領域を拡大し、自動車やエネルギー、ヘルスケア・メディカルや、 IoTに向けた研究開発を強化している。建設地のみなとみらい地区は国際的ビジネスを展開する企業が多く集まることから、村田製作所にとって新たなコラボレーションが生まれる可能性がある。さらに、これまで関西圏を拠点としていた村田製作所が、東日本でも人材登用の機会を増やし、より多様な研究者の人材育成を目指している。
主な施設として、低層部4フロアに重荷重、特殊環境対応の研究開発室、高層部9フロアに通常研究開発室を計画。また、低層部には自社製品を使用した子供向け科学体験展示施設を計画。研究開発拠点としてだけでなく、国際色豊かで、様々な人が集う街に、都市型産学融合施設として、新領域での新たな価値を創出、発信していく。
本計画では、都市型超高層研究施設として、居住性を高めることを目指した。研究施設のワークプレイスの多くは、セキュリティ確保と環境負荷低減から閉鎖的であった。この地区は隣棟間隔が大きく、眺望を得られる事から、開放的で周辺環境が感じ取れる研究施設やリフレッシュ・インキュベーションのための、ワークプレイスを設計した。フロアプランはニーズや研究内容の変化に随時対応可能で、高レンタブル比のセンターコア形式とする事で、設備供給のしやすさ、フロアの柔軟性を向上。また、超高層建物に発生する風揺れを風洞実験から検証、マスダンパーを設置することで居住性を高めた。高層部の外観は研究開発・事務室フロアを一貫したルーバー意匠としながら、日射遮蔽検討から、環境負荷低減を図った。低層部では室内の特殊環境に対応すべく開口部を絞り、自然素材の石材を使用した低彩度の外観意匠とした。
OUTLINE概要
所在地
神奈川県横浜市
設計・監理
戸田建設 一級建築士事務所
施工
戸田建設 横浜支店・大阪支店
竣工年月
2020年10月
構造
S造(CFT)・一部SRC造
規模
地下2階/地上18階/塔屋1階
延床面積
65,335.35m²
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