本プロジェクトは九州トップレベルの保健医療系大学（熊本市）におけるレストランの整備計画である。開学当初800人規模であった学生数は現在約2倍の1,500名越えとなり、旧レストランの慢性的な収容能力不足を解消するために旧アリーナを新レストランに改造するプロジェクトである。約600〜700席を有するレストランに改造するため、約850ｍ²の旧アリーナ内に2階床の増床を行うと共に、既存建屋外にも増築する事で旧アリーナの大空間を活かした開放的な新レストランとした。また、新レストランは学生が食事をするだけでなく、「学生が集まる場をつくる」をコンセプトに1つの大空間に多様なスペースが生まれるように配慮している。さらに、建屋外増築部分はフロントゲートと名付けた高さ約9.0mの新たな正門と一体的に構成する事で大学の新たな顔を創出すると共に、キャンパス内の軸線（メディアストリート）を再整備し、大学ブランド力を高めるキャンパス計画を実現した。