再エネ100%達成を具現化するシンボリックな厚生棟
多様な過ごし方や働き方に対応した利用者が居場所を選択できる厚生棟を計画。従業員ひとり一人に寄り添った多様な選択肢の提供はESの向上に寄与すると考え、さらには過ごす場所の分散は「密の分散」を可能とし、クラスター発生を抑制する感染症対策 ・ニューノーマルに対応した厚生棟を目指した。村田製作所様の伝統的な厚生棟のファサードをもとに、ソーラーパネルをルーバー状に設置することで、水平線を強調した躍動感ある居場所空間・地域性・技術力の更なる進化を表現したファサードとした。
再エネ100%達成のシンボルとして環境配慮への取り組みを未来へつないでいくことを力強く表現している。特に特殊性の際立つソーラーパネルのルーバーは太陽光発電面積の拡張と日射遮蔽効果による省エネを両立し、再エネ100%達成の一翼を担う計画としている。
OUTLINE概要
- 所在地
- 福井県あわら市
- 設計・監理
- 戸田建設株式会社一級建築士事務所
- 施工
- 戸田建設株式会社 大阪支店
- 竣工年月
- 2023年2月
- 構造
- S造
- 規模
- 地上3階
- 延床面積
- 2,067.76m2
- 備考
- 写真:IMGRAPH