未来と街を「つなぐ」研究センター
福岡県久留米市にある民間病院における開設70周年事業の一つとして「さらなる臨床の質の向上」、「臨床の問題を研究で解決する文化の醸成」、「それらを実践する人材の育成」の実現を目指したプロジェクトである。研究と教育を推進する「研究センター」は将来構想を経て、病院本館と接続する予定である。既存建物群との調和を図りながらも、新たな顔づくりのため敷地全体に現存する擁壁や聖堂のレンガ壁をモチーフにした内外デザイン計画により、将来計画につながる街並み形成を行った。1階のホワイエやカフェなどは教会の趣を表出させるデザインを取り入れ、気品ある空間を実現した。建物中央には、吹抜で繋がるオープンな中央階段を配置し、4つの異なる研究ユニットを接続させ、研究者同士の活発な交流を促している。記念講堂では、天然木ルーバーとノコギリ天井を採用し、音環境とデザイン性を両立させた空間を実現した。地域密着型医療や国際協力事業などの強みを生かしつつ、新たな研究スタイルを築くという思いに対して、当建築が礎になることを願っている。
OUTLINE概要
- 所在地
- 福岡県久留米市
- 設計・監理
- 戸田建設株式会社 一級建築士事務所
- 施工
- 戸田建設株式会社 九州支店
- 構造
- 鉄骨造
- 規模
- 地上5階
- 延床面積
- 4712.45m²