心に響く船のシルエット。印象に残るエンタメの基地
本プロジェクトは名古屋市「みなとアクルス」内の運河沿い敷地に建つライブハウス型ホールの計画である。
施設はスタンディング時2,300人、シーティング時1,100人収容の東海最大級のライブハウスである。「PORTBASE」という名称が設計当初より決まっており、その名前に相応しく船を想起させる現代彫刻の様な形態を採用し、建物のシルエットを延長した前面広場とともに来訪者の印象に残るエンタメの発信地を目指した。
アリーナや運河、緑地などの周辺環境との一体的な建物計画によりライブハウス内外の賑わいを増幅させるとともに、都市型ライブハウスとしては稀有な外部に開かれた空間を作り出している。また左右対称の平面計画を採用しており、構造架構のバランスの向上と、明快なプランニングによる運用性の向上を図った。 夜のとばりが降りる頃、建物はライトアップでいろいろな色に彩られ観客を出迎える。さぁステージの開演です!
OUTLINE概要
- 所在地
- 愛知県名古屋市
- 設計・監理
- 戸田建設 一級建築士事務所
- 施工
- 戸田建設名古屋支店
- 竣工年月
- 2024年12月
- 構造
- S造
- 規模
- 地上2階建
- 延床面積
- 3838.07㎡