地域に根差した「こころのプラットフォーム」
熊本県玉名市における精神科病院の増築計画。当院は治療に加え社会適応のための「生き方の練習」を地域の人々と協力しながら育み、児童から高齢の患者まで、こころとからだの健やかさを念頭に地域に根差してきた病院である。建物は段差のある敷地の中間に位置し、玉名病院の新たな顔として横に伸びやかなボリュームとした。縦基調の白いフレームはすべての人を迎え入れるゲートを彷彿させるデザインとした。1階の待合空間は、天井を高く設定し外壁沿いに配置することで明るく開放的な空間とした。訪れる人がリラックスできるように家庭的な雰囲気の色彩計画としながらも、上品さを兼ね備えた設えとした。2階の病棟では、ハイサイドライトのあるメインデイルームをはじめ、3種類のデイルームを計画し、患者さんが安心して過ごせる空間を目指した。病棟での緊急時対応や夜間の運用を考慮し、SSとサブSSの間に前室を設置し、スタッフの連携が取りやすい計画とした。既存の西棟とは2層の渡り廊下で接続することで機能面と利便性を向上させた。
OUTLINE概要
- 所在地
- 熊本県玉名市
- 設計・監理
- 戸田建設株式会社一級建築士事務所
- 施工
- 戸田建設株式会社九州支店
- 竣工年月
- 2025年6月
- 構造
- S造
- 規模
- 地上3階
- 延床面積
- 2,957.15㎡
- 基本設計
- 株式会社 伊藤喜三郎研究所
- 備考
- 撮影 株式会社エスエス 九州支店
PROJECT MEMBERプロジェクトメンバー
- PM
- 小林 哲郎
- 計画設計
- 大江 優司
- 松永 彩
- 構造設計
- 名智 竜哉
- 環境設備設計
- 田口 文久
- ダンカンクリス