駅前再開発のラストピースとなる地域に根ざした病院の敷地内建て替え計画
本計画は、太田川駅前に立地する小嶋病院の建替計画である。小嶋病院は、昭和11 年の創設以来、東海市大田町において地域に根ざした医療を提供し、現在は地域に必要な回復期・慢性期医療を担っている。
敷地周辺は、土地区画整理事業が進み、大規模な駅前広場や芸術劇場などが完成し良好で快適な環境が整備されており、新病院は駅前再開発のラストピースといえる。駅前広場に対して、高層部は日射を制御する水平庇と垂直ルーバーによる端正でモダンな外観、低層部は既存病院の記憶を受け継ぐ特注カラーのタイル貼りとすることで町並みの景観価値の向上に寄与している。また、本計画は、優良建築物等整備事業と防災・省エネまちづくり緊急促進事業という2 種類の補助金を申請している。補助金の取得は、建設コストの急激な上昇への対応策として有効であったことだけでなく、防災性・耐震性・省エネに優れた病院の実現に寄与した。周辺環境の価値向上につながる公共的通路や津波避難スペースを計画することで、地域の防災拠点にもなっている。
OUTLINE概要
- 所在地
- 愛知県東海市
- 設計・監理
- 株式会社アール・アイ・エー
戸田建設株式会社一級建築士事務所設計共同企業体
- 施工
- 戸田建設株式会社名古屋支店
- 竣工年月
- 2025 年11 月(外構完了は2027 年2 月予定)
- 構造
- RC造
- 規模
- 地上8階
- 延床面積
- 10,135.52㎡
- 基本設計
- 株式会社アール・アイ・エー
- 建築主
- 医療法人贈恩会 小嶋病院理事長小嶋真一郎
- 病床数
- 240床
- 備考
- 撮影 株式会社エスエス 相羽 光徳
PROJECT MEMBERプロジェクトメンバー
- PM
- 加茂川 智哉
- 計画設計
- 岡村 信之
- 四方 一樹
- 構造設計
- 今泉 祐樹
- 堀場 亮佑
- 環境設備設計
- 田中 宏達
- 山本 裕和
- 有馬 真人
- 阿久津 健太
- 工事監理
- 服部 博行
- 児玉 賢史