永久に確保されたオープンスペース「多摩川」と新たに生まれる住空間との連続性を創り出すことをコンセプトに、街と自然・建築とランドスケープとの融合を図った計画。各棟の配置は住棟のタワー化により確保したオープンスペースと多摩川のつながりを意識した。また、心象風景で残るものは「変わらないもの」として恒久的な表現、シンプルな空間創りを目指すとともに、居住空間は「SI住宅」として将来の変更にもフレキシブルに対応する計画とした。内外に「変わるものと変わらないもの」をバランスさせた住環境空間が、変わることのない自然環境と共生しつつ、「百年都市」として居住者とともに成長し続け、成熟した街となることを望んでいる。