木とガラスがつくり出す光と影の空間
八ケ岳連峰を望む、リゾートホテル内にある結婚式のための教会である。周辺環境との調和と対比をコンセプトに、大自然の中の“晴れ”の舞台を演出すべく木とガラスの構成とした。構造体は上部が内側に傾いた門型の木ルーバーで450mm×105mmの米松集成材により構成され、450mmピッチで反復されている。外皮は幅900mmの上下1枚ガラスをMPG工法で木ルーバーに直接取付けている。太陽の光と緑の環境の中、「ガラスと木」というシンプルでミニマムな素材により空間に神聖な緊張感を与え、連続する木ルーバーは、時の変化による様々な光と影を導き入れ、劇的な空間を演出する。
OUTLINE概要
- 所在地
- 山梨県北杜市
- 設計・監理
- 戸田建設株式会社一級建築士事務所
- 施工
- 戸田建設株式会社 東京支店
- 竣工年月
- 2006年2月
- 構造
- 木造
一部鉄筋コンクリート造
- 規模
- 地上1階
- 延床面積
- 183m²
- 備考
- 第一回鈴木禎次賞 入選