地形を生かした幼稚園
豊かな自然を最大限に活かすことをテーマとしました。工夫したのは土手とグラウンドの一体化。園舎の2階とほぼ同じ高さにある土手にブリッジを架け、屋内の保育空間と森を結んだことで、回遊性が生まれました。1階の広い縁側は園庭と緩やかにつながり、暮らしながら自然の気配を感じることが出来ます。日本の伝統的空間構成は、温暖な気候の倉敷と相性がよく、重力換気で建物の隅々にまで自然の風が吹き抜けます。木漏れ日を連想させる照明、木質系材料を豊富に使った内装など快適な空間を目指しました。吉村順三氏設計の大学内に新設された附属幼稚園。キャンパスの雰囲気を大切にしました。
OUTLINE概要
- 所在地
- 岡山県倉敷市
- 設計・監理
- 戸田建設株式会 社広島支店 一級建築士事務所
- 施工
- 戸田建設株式会社 広島支店
- 竣工年月
- 2013年3月
- 構造
- 鉄筋コンクリート造
一部鉄骨造
- 規模
- 地上2階
- 延床面積
- 1,599m²