学園に新しい息吹を、想いの継承を。
重要文化財「武家屋敷門」移築工事の竣工をもって学校教育改革「山脇ルネサンス」の一環として進めてきた施設整備事業がひとつの区切りを迎えた。 この武家屋敷門は、江戸時代に創建された老中屋敷の表門で日本三門のひとつに数えられる。東京丸の内に建造時はされ、過去に3度の移築を繰り返した後、この度、昭和49年から建ち続けた千葉県九十九里町から東京都港区赤坂の地に移築した。 新校舎は、あたかもずっと以前からこの地に建っていたかのような格調高い気品溢れる外観を目指した。また、校舎内には随所に明るく特色のある生徒の居場所を散りばめ、「100有余年の歴史をもつ女子校に相応しい校舎」「すべての人に使いやすく快適で愛着のもてる施設・環境」という設計コンセプトを強い意志を持って作品に託した。
OUTLINE概要
- 所在地
- 東京都港区
- 設計・監理
- 新校舎 :
建設株式会社一級建築士事務所
武家屋敷門:
公益財団法人文化財建造物保存技術協会
戸田建設(株)一級建築士事務所(外構・設備)
- 施工
- 戸田建設株式会社 東京支店
- 竣工年月
- 2015年12月
- 構造
- 新校舎 :鉄筋コンクリート造
一部鉄骨鉄筋コンクリート造
武家屋敷門:木造
- 規模
- 新校舎 :地上6階 地下1階
武家屋敷門:2階建、切妻屋根
- 延床面積
- 新校舎 :11,017.28 ㎡
武家屋敷門:108.609 ㎡