首都高湾岸線と外環自動車道からほど近い敷地に建設された、4階建・延床面積22万5,000㎡（約68,000坪）の超大型マルチテナント物流施設である。「HUMAN CENTRIC DESIGN：人にフォーカスした設計」をコンセプトに、高い事業性と災害時における事業継続性、環境配慮、利用者の快適性等に配慮した先進的計画とした。
ダブルランプ・センター車路形式の、安全・明快で使いやすくかつ効率的な建物構成を採用。事務所エリアを各階4ヶ所に設け、全体では16テナントに分割対応可能な計画とし、各テナントにおいてドックレベラーや垂直搬送機の増設が可能な高いフレキシビリティを確保している。
最上階には売店及びボルダリングウォールを備えた遊び心のある2種類のカフェテリア、1階には緑豊かな遊び場を備えた託児所、4ヶ所の特徴あるデザインのエントランスホールや壁面緑化など施設利用者全体の快適性・利便性の向上を図った。
CASBEE認証Aクラスの取得、特別高圧2回線受電（7,500ｋVA×2台）や非常用発電機（200ｋVA×2台）の設置に加え、地震時に建物の健全性を診断する地震モニタリングシステム（ユレかんち）を設置するなど、災害時においても最低限の物流機能が維持可能な計画としている。