千葉物流センターの集大成・フラッグシップ棟としての新E棟
羽田・成田国際空港、東京港などに近接する重要物流拠点であるNTTロジスコ千葉物流センターにおける最大規模の物流施設。隣接する既存運動施設28,500㎡を解体・造成整備し敷地を拡大した上で、センター内5棟目のフラッグシップ棟として計画。
敷地増設に伴い構内車両動線を再構築するとともに、新E棟と既存棟とのオペレーションを検討し、最適解として200メートル続く片面バース形式を採用。倉庫内には5台の荷物用エレベーターと垂直搬送機を設置し、空間ボリュームに見合う余裕の搬送処理能力を確保。明快な区画割の平面計画によりフレキシブルなテナント分割対応を可能にしている。また、千葉センターの拠点となる機能を備え持ち、緊急時においても業務継続が可能な計画としている。
今回千葉センターの新しい顔として、既存棟からインテリアデザインを一新し、人を包み込む優しいエントランスホールを計画。光に満ち溢れた2層に繋がる温もりのあるアメニティ空間を設け、職場環境の快適性の向上を図った。
外観は既存棟のデザインを踏襲することで敷地全体の統一感を一層高め企業ブランドイメージ発信するとともに新しい街並みをつくり出している。
OUTLINE概要
- 所在地
- 千葉県市川市二俣
- 設計・監理
- 戸田建設株式会社一級建築士事務所
- 施工
- 戸田建設株式会社 千葉支店
- 竣工年月
- 2020年3月
- 構造
- 柱:鉄筋コンクリート造
梁:鉄骨造
- 規模
- 地上6階
- 延床面積
- 58334.13㎡