高密度かつ高機能な新たな研究の場づくり
早稲田大学の産学連携研究を実践する中心的な役割を担う施設として、既存の研究施設の一部の建替えを行った。研究施設の安全性と快適性の確保、フレキシビリティと拡張性、先進性と環境性に優れた外観の3点が重視されている。
複雑な敷地に沿った建物形状に対し、設備フロアに地下式柱頭免震構造を採用することで、偏心を制御し、施設全体の安全性を実現しつつ合理的な計画とした。また、研究者の交流を生むことが目的とされた、地下1階から地上6階まで続くスキップフロアの吹抜空間にクールヒートトレンチの安定した空気を送るエコボイドとすることで、快適な共用部空間を実現している。
OUTLINE概要
- 所在地
- 東京都新宿区早稲田鶴巻町
- 設計・監理
- 基本設計:株式会社久米設計
実施設計:株式会社久米設計・戸田建設株式会社一級建築士事務所 共同企業体
監理:株式会社久米設計
- 施工
- 戸田建設株式会社 東京支店・関東支店
- 竣工年月
- 2020年3月
- 構造
- 鉄筋コンクリート造 一部鉄骨造
(柱頭免震構造)
- 規模
- 地下2階 地上6階
- 延床面積
- 18536.98㎡