高度医療をアジアに発信していく国際的なハブ病院
当院は2017年に新設された、国際医療福祉大学医学部の附属病院であり、臨床に根差した実践教育・研究を行う施設です。設計にあたっては、国際空港近くの立地を活かし、日本らしさと国際性を併せもち安心・安全に最先端医療を提供し続ける国際的なアジアのハブ病院を目標に掲げている。
分棟形式を採用した大学病院にふさわしい重厚感のある外観計画や、髄所に”和”のデザイン要素をちりばめたインテリア計画など、日本の医療を提供する施設にふさわしい表現を試みている。
技術面では、平面計画の自由度を高めるTo-RCSB構造の採用や病院棟における免震構造の採用など、将来の可変性や災害時対応能力強化を図っている。
各種研究センターの併設や臨床現場における教育スペースの確保など、教育・研究の場としてのしつらえを充実させるとともに、医療機関における国際的な認証制度であるJCI認証取得に向けた施設計画上の取組・外国人エリアを持った予防医学センター・ハラル食や宗教対応スペースなど、国際水準を実現するさまざまな仕組みを取入れた施設としている。
OUTLINE概要
- 所在地
- 千葉県成田市
- 設計・監理
- 戸田建設株式会社一級建築士事務所
- 施工
- 戸田建設株式会社 関東支店・千葉支店
- 竣工年月
- 2020年4月
- 構造
- 鉄筋コンクリート造 鉄骨造
- 規模
- 地上8階
- 延床面積
- 94835.57㎡