設計者として学び始めた彼らが、設計の基本から施工の知識までを習得する研修をご紹介します。
2018年4月、新たに23名が建築設計統轄部の仲間に加わりました。
これから設計者として活躍すべく学び始めた、彼らの一年間をご紹介します。
建築設計統轄部の新入部員は、現場研修・集合研修①(積算・工事部門)・集合研修②(施工図)・設計部内研修という4つの研修を通して
施工現場から設計業務までの実際の現場に立ち合います。
また、建築設計統轄部のメンバーが課題を考える年4回の設計部教育も実施されます。
意匠・構造・設備の枠にとらわれずに分野横断的な思考を身につけ、設計者として成長を始める1年です。
西川航生(計画設計)
現場での試行錯誤、人と人との関わり、気持ちよく作業してもらうための現場管理などを生で経験し、どれほど大きな建築でも最終的には人がつくっているということを実感しました。
白瓊(構造設計)
最新の構造技術を導入した現場で、図面上のものが目の前に形になるのは素晴らしい体験でした。つくる側に立って初めて、施工性向上の重要性を理解できるようになりました。
安孫子晃(設備設計)
会議室で打合せしていたものが、数日後には目に見えて形となっている様子をみて、”ものづくり”や建設プロジェクトにおける最前線である”施工”の面白さを肌で感じました。
太田紘恵(構造設計)
まじめに自分自身について語る人、面白おかしく何かに例える人、自分の作ったものを紹介する人など、個性溢れる23通りの自己紹介を通して、同期の魅力に気づくことができました。
吉江一馬(構造設計)
設計部のみでの初の研修ということもあり同期同士でコミュニケーションを図ることができ、上司および先輩社員の話を聞いて設計統轄部について理解を深めることができました。
森達也(設備設計)
初の新入部員研修。さまざまな自己PRの仕方があり刺激を受けました。これから共に仕事をしていく仲間達の”人となり”を知り、これから一緒に仕事をするのが楽しみになりました。
仁科智貴(構造設計)
私たちの仕事は設計して終わりではありません。設計したものがどのように作られるのか、その基本的な部分を学びました。その際、グループワークを通して同期との仲が深まりました。
渡邉貴博(構造設計)
自分の現場では体験できなかったことを、たくさんの同期から学ぶことができました。グループでの活動が多く、チームとして活動する大切さや活動時の課題を認識できました。
嶋田祐典(設備設計)
建築が現場でどのようにつくられているか、基本的なことから学び、それを活かして各々が自分の着眼点をもって有名建築を見学できたのとても良い経験になりました。
大江優司(計画設計)
『夢浮橋』メンバー各々の想いを端から端まで走らせ、提案の橋頭保を確固たるものに構築することを学びました。〈造って壊す〉モノづくりのプロセスを理解できる課題でした。
塚本あかね(計画設計)
「こんな形にしたい」「こんな壊れ方どうかな」を実現するために、構造計算や実験をするという過程を初めて経験し、様々な専門家が協働してものをつくる面白さを実感しました。
丸山周平(構造設計)
橋が「いつ」「どうやって壊れるのか」を考え、構造設計者としての技術的な見解を構造設計以外の人に説明しながら、チームで方針を決めていくことがとても楽しく、多くを得た大切な研修でした。
数澤魁斗(計画設計)
下地と仕上げの取り合い、サッシ周りの防水など、各部納まりを手書き図面にて学びました。デザインする上での基本知識を今後の設計業務に活かしたいと思います。
細谷典弘(構造設計)
建物のディテールについて、図面を書きながら納まりやスケール感を学ぶ研修でした。今回学んだことを生かし、納まりや施工のことを考慮した設計を心掛けていきたいと思います。
大嶽伸(計画設計)
照明機器の特性を活かしたショーウィンドウの提案が求められました。商品の魅力を引き出す光空間を考えることで空間と照明を合わせて計画することを学びました。
福島大地(計画設計)
騒音伝搬実験では、ドライエリアの防音壁の計画をおこなったが、騒音対策は勿論のこと、意匠性や周辺環境を考慮しながら提案していく難しさを体験でき、いい経験となりました。
阿久津健太(設備設計)
グループごとに与えられたテーマに沿った照明を計画しました。わからないことも多く試行錯誤しましたが、満足いく空間が表現でき、照明計画の面白さに気づきました。
大井雅史(計画設計)
各種機関や協力会社とのやり取り・会議・折衝などが日常的に行われているところを目の当たりにして、改めて多くの検討の上に建築のプロジェクトが進んでいくことを実感できました。
木戸口美幸(計画設計)
設計者は図面を描くだけでなく、顧客や他の部門などプロジェクトに関わる多くの方の要望をまとめていく、コミュニケーション能力が重要であるということが実感できました。
村上裕貴(計画設計)
実務設計に必要な基本的な知識を設計事例を交え教えていただいたり、建材メーカーに行って実際に建具や仕上を見て、触ることで建物の細部まで考える重要性を学ぶことができました。
王雋斉(計画設計)
この課題で初めて意匠・構造・設備設計者が三位一体で設計を行うので、分からない点も多かったですが、設備・構造設計者からアドバイスをもらい、ディテールを持つ設計ができました。
栁直登(計画設計)
意匠・構造・設備設計者が一つのコンセプトに向かって、「主張するところ」を徹底的に議論し、それぞれの主張が欠けることのない提案を判断する難しさを体験できました。
若尾拓哉(設備設計)
意匠設計者を中心にデザインを行っていき、構造設計者や設備設計者が設計意図を反映しながら、取りまとめて作品にしていく過程に設計実務のやりがいや難しさを感じる研修でした。
Aグループ【大江・塚本・白・森】
「音楽の蔵」
Bグループ【村上・大井・吉江・森】
「個と社会をつなぐ小さなアトリエ」
Cグループ【栁・王・丸山・若尾】
「Floating roof」
Dグループ【木戸口・大嶽・仁科・阿久津】
「SOU~寄り道したくなる小型商業施設の提案~」
Eグループ【数澤・西川・渡邉・安孫子】
「共奏~小道を挟んだ2棟のシェアオフィスの提案~」
Fグループ【福島・太田・細谷・嶋田】
「螺旋の奏でる二重奏」