2020年竣工ON/OFFice ZUSHI

「ON/OFFice ZUSHI」は神奈川県逗子市と連携したテレワークオフィスです。
逗子市所有不動産の一部を借用して内装のリノベーション工事を実施し、ワーケーションスペースとして提案しました。

PROJECT MEMBER
プロジェクトメンバー
上野 友子
上野 友子 意匠設計 入社4年目
酒井 彩花
酒井 彩花 意匠設計 入社4年目
戸田建設が逗子市と協業する形で進んだプロジェクトです。
実際にワーケーションスペースを提案するにあたり、建築設計統轄部の若手メンバー2名が設計を行いました。

逗子を感じるワーケーションスペース

逗子駅から計画地へは、賑わいのある商店街を抜けていきます。観光地ではあるものの、観光客にフォーカスを当てすぎているわけでなく、地元の人たちが根付きつつ観光客と交流するその商店街は、温かみのある街並みを作り出していました。私たちは、逗子の象徴である海と温かい下町の雰囲気を、働きながらも感じられる空間をつくることで、オフィスだけでなく逗子という街に対して愛着が生まれるON/OFFice を目指しました。

逗子会館 外観

逗子らしさを内装に詰め込む

同期2 人での改修計画は初めてで、知識不足を痛感することもありましたが、同期だからこそ、それぞれが思う逗子らしさをお互いが納得するまで話し合い、どのように内装に反映するかを緻密に思考することができました。壁紙や家具、小物に至るまで2 人で逗子らしさを詰め込んだつもりですので、ぜひ一度利用してみてください。

新しい働き方を考える

ワーケーションとは、仕事(work)と休暇(vacation)を組み合わせた造語です。会社のオフィスとは異なる「非日常」の環境の中で仕事をすることにより、集中力や生産性の向上、チームビルディングにも有効であるとされています。今回の計画では、普段のオフィスでは見られない仲間の一面を見つけるきっかけとしてほしいと思い、ソファやリラックスチェア、ラグなどを設けることで、リラックスしながら仕事ができる場をつくりました。

2階ラウンジ

3階ラウンジ

求められる働き方に答えるON/OFFice

2階は逗子の象徴である海を連想させるブルーを基調としたマリンカラーで空間を構成しました。家具や照明に遊び心のあるものを選定することでカフェのような雰囲気を作り出し、非日常な空間の中で仕事ができるよう工夫しました。3階は温かみのある木調と自然を連想させるグリーンで構成しました。デスクは自由に移動させ組み合わせることで、大人数での話し合いから個人での集中作業まで、幅広い働き方に合わせられるフレキシブルな設えとしました。

2階

3階

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